問診(主観的評価)の目的は2つあります。
1つは、患者・クライアントの問題点を見つけて治療・マネジメントするための情報収集です。
2つ目は、主観的評価をとおした信頼関係の構築です。
主観的評価では、Open ended quesitons で始まるのが一般的です。
Open ended questions は、経験を自由に話せる方法です。患者の主訴、考えていることを把握しやすい一方で、時間がかかるという欠点があります。
では、例をあげみます。
How can I help you, today?
(今日はどうされましたか。)
この表現、さまざまな場面で使われます(電話の応対など)。
Please tell me what brings you here (to physical therapy / clinic) today?
(今日はどうなさったか教えて頂けますか。)
What brings you here today?
この表現も同じく、医療現場以外の日常会話でも使われます。
Can you please tell me the details of how you were injured?
(どのようにして怪我をされたか詳しく教えて頂けますか。 *受傷機転がある場合)
事前に受傷機転があるとセラピストがわかっている場合は、質問方法を変えてもいいでしょう。
the details という単語を用いて、詳細を確認します。
Open ended questions の注意点
Open ended questions の質問は1点だけ注意が必要です。
日本で医師がいるクリニック で働いている場合、患者は受付で問診票を記入し、さらに、先に医師が問診をしています。
セラピストが「今日はどうされましたか?」と聞くと、「記録見てないんですか?」とおっしゃる患者が一定数います。
どんな患者が言うのか、、経験ですが、挨拶の段階でイライラしている患者は要注意です。
というわけで、この質問をする際の安全策として、「一通りカルテを確認しましたが、より詳しくお話を伺いたいのですがよろしいでしょうか」と言ってもいいでしょう。
さて、これを Googl 翻訳、DeepL翻訳にかけてみます。
Google 翻訳
I have checked the medical records, but I would like to hear more about it. Is that okay?
DeepL 翻訳
I've gone through your medical records, but I'd like to ask you for more information.
筆者が考える英語表現
I've checked your medical records, but I would like to ask you some questions (to understand about your condition).
I've checked your medical records, but I would like to ask you more details.
うーん、こんな感じでしょうか。。
[st-mybox title="注意ポイント" fontawesome="fa-exclamation-circle" color="#ef5350" bordercolor="#ef9a9a" bgcolor="#ffebee" borderwidth="2" borderradius="5" titleweight="bold" fontsize="" myclass="st-mybox-class" margin="25px 0 25px 0"]英語の表現はさまざまです。ここに書かれている英語はあくまでも1つの表現として捉えてください。[/st-mybox]
参考文献・書籍
三木・他: PT・OTが書いたリハビリテーション英会話, Medical view, 2018
Fruth SJ: Fundamentals of the physical therapy examination 1e, Jones & Bartlett Learnin, 2013