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医療系の英語論文をGoogle とDeepL で翻訳してみた結果 

実習中、英語論文を読んでいる理学療法士をみた時に凄いなと憧れました。

 

いつかは英語論文を読みたいと思い英語学習を続け、今は整形外科分野の文献なら比較的読めるようになってきました。

 

以前は、英語論文をプリントアウトし、辞書を片手にメモして読んでましたが・・・、今はタブレット、そして 翻訳サイトというものがあります。

 

私が英語論文を読み始めた時からグーグル翻訳はありましたが、その当時はグーグル翻訳は全然使い物になりませんでした。

 

英語学習の邪魔になると思い、ずっと使っていませんでした。

 

しかし、それは過去の話、翻訳サイトは進化しています。

 

医療系の英語文献を翻訳してみたところ、けっこう合っているんです。全てが合っているわけではないですが、感覚的には60〜70%は文章が合っているのではないでしょうか。

 

有名な翻訳サイト「Google 翻訳」「DeepL 翻訳」を使ってその翻訳能力について確認してみたいと思います。

医療系の英語論文をGoogle 翻訳とDeepL 翻訳で確認

2つの文献を検討してみたいと思います。

1つ目は「上腕骨外側上顆炎の理学療法マネジメント」です。臨床研究ではありません。

Leanne M  Bisset & Bill Vicenzino: Physiotherapy management of lateral epicondylalgia, 2015, Journal of PHYSIOTHERAPY

イントロダクションを抜粋です。

Lateral epicondylalgia (LE), more commonly known as tennis elbow, is the most common chronic musculoskeletal pain condition affecting the elbow, causing significant pain, disability and lost productivity.

Despite decades of research investigating treatments and the underlying mechanisms of LE, it remains a challenging condition for physiotherapy clinicians and researchers alike.

This topical review outlines the prevalence, burden and risk factors associated with LE.

Diagnosis, assessment and the principles of management are also presented.

The contemporary evidence for treatment efficacy and directions for future research are also discussed.

Google 翻訳

より一般的にテニス肘として知られている外側上顆痛(LE)は、肘に影響を与える最も一般的な慢性筋骨格痛状態であり、重大な痛み、障害、および生産性の低下を引き起こします。

LEの治療法とその根底にあるメカニズムを調査する何十年にもわたる研究にもかかわらず、それは理学療法の臨床医と研究者にとって同様に挑戦的な状態のままです。

このトピックレビューでは、LEに関連する有病率、負担、およびリスク要因について概説します。 診断、評価、および管理の原則も提示されます。 治療効果の現在の証拠と将来の研究の方向性についても説明します。

DeepL 翻訳

テニス肘として一般的に知られている側方上顆痛症(LE)は、肘に影響を与える最も一般的な慢性的な筋骨格系の痛みであり、著しい痛みや障害、生産性の低下を引き起こします。

何十年にもわたって治療法やLEのメカニズムを研究してきたにもかかわらず、理学療法の臨床家や研究者にとっては困難な状態であることに変わりはありません。

この時事的なレビューでは、LEに関連する有病率、負担、危険因子について概説しています。

また、診断、評価、管理の原則も紹介しています。

また、治療効果に関する最新のエビデンスと今後の研究の方向性についても論じています。

2つ目は「頚椎症患者における胸椎マニピュレーションの即効性と短期的効果:無作為化対照試験」です。臨床研究です。

Ian A. Young et al. : Immediate and Short-term Effects of Thoracic Spine Manipulation in Patients With Cervical Radiculopathy: A Randomized Controlled Trial, 2019, JOURNAL OF ORTHOPAEDIC SPORTS PHYSICAL THERAPY

RESULTS(結果)から抜粋です。

Primary Outcomes

A significant group-by-time interaction was found for both neck and upper ex­tremity pain.

The subsequent independent t tests indicated that the manipulation group reported significant­ly less neck pain at both follow-up time points compared to the sham group.

There was no significant between group difference for upper extremity pain at the 2 follow-up time points.

At both follow-up time points, the manipulation group had a greater decrease in both neck and upper extremity pain compared to the sham group, and these changes were associated with large effect sizes.

Google 翻訳

主な結果

首と上肢の痛みの両方で、グループごとの有意な相互作用が見られました。

その後の独立したt検定は、操作グループが、偽のグループと比較して、両方のフォローアップ時点で首の痛みが有意に少ないことを報告したことを示しました。

2つのフォローアップ時点で上肢痛のグループ間差は有意ではありませんでした。

両方のフォローアップ時点で、操作グループは、偽のグループと比較して首と上肢の両方の痛みが大幅に減少し、これらの変化は大きな効果量と関連していた。

DeepL翻訳

主な成果

頚部と上肢の疼痛については、群間で有意な相互作用が認められた。

続いて行われた独立 t 検定の結果、マニピュレーション群では、両時点での首の痛みが偽薬群に比べて有意に少ないことが示された。

また、上肢の疼痛については、2つのフォローアップ時点では群間で有意な差は認められなかった。

また、両時点では、マニピュレーション群では偽薬群と比較して頸部痛と上肢痛の両方が有意に減少しており、これらの変化は大きな効果量と関連していることが示唆された。

結論:Google 翻訳とDeepL 翻訳は使える

どうでしょうか。

 

医療系の英語論文の場合、単語の間違い、微妙なニュアンスの違いはありますが、使えると私は思います。

 

翻訳の精度がもっと上がったらすごいことになりそうです。

 

今後、テクノロジーが発展したら、日本で英語ができる優位性はスピーキングやリスニングだけになるかもしれません。それも、機械がなんとかしてしまう可能性もありますよね。

 

まぁ、実際は、英語論文をスラスラ読む人は日本語に変換せずに、英語のまま理解して英語のまま読みます。

 

私もなるべくそうしていますし、そうなれるように努力しています。

 

英語を読まずに翻訳サイトだけをずっと使っていたら、いつまでも単語を覚えない、発音を覚えない、スラスラ読めない気がします。

 

こちらも合わせてご覧ください。

医療系の英語論文をオンライン翻訳だけするのは危険な理由

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ただし、英語を日本語にして伝えるときは翻訳サイトは有用だと思います。日本語の文章のヒントをくれます。

 

時には頼って、でも、頼りすぎず、英単語を覚える、文法を理解することが、英語文献を読むためには必要でしょう。

 

参考文献・書籍

Leanne M  Bisset & Bill Vicenzino: Physiotherapy management of lateral epicondylalgia, 2015, Journal of PHYSIOTHERAPY

Ian A. Young et al. : Immediate and Short-term Effects of Thoracic Spine Manipulation in Patients With Cervical Radiculopathy: A Randomized Controlled Trial, 2019, JOURNAL OF ORTHOPAEDIC SPORTS PHYSICAL THERAPY

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