[st-kaiwa1]徒手療法を習いたいんですけど、どのメソッドがいいですか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa4 r]いろいろなメソッドがありますが、どのメソッドも特徴があります。1つだけでなく、複数のメソッドを知っていると対応力が広がると思います。[/st-kaiwa4]
世界中にはたくさんのメソッド(方法・手法)、コンセプト(考え方・概念)があります。
有名なメソッドをまとめてみましたので、参考にしてください。
Kaltenborn(カルテンボーン)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]日本運動器徒手理学療法学会(外部リンク)[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]Kaltenborn-Evjenth OMT[/st-cmemo]
McKenzie(マッケンジー)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]国際マッケンジー協会日本支部(外部リンク)[/st-cmemo]
Mulligan(マリガン)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]日本徒手理学療法学会(外部リンク)[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]Mulligan Concept(外部リンク)[/st-cmemo]
Maitland(メイトランド)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]IMTA(外部リンク)[/st-cmemo]
Paris(パリス)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]日本徒手療法学会(外部リンク)[/st-cmemo]
Movement System Impairment(MSIアプローチ)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]Movement System Impairment Syndromes Courses(外部リンク)
[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]Nexus Motion(外部リンク)[/st-cmemo]
Dynamic Neuromuscular Stabilization(DNS)
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]MTI Tokyo(外部リンク)[/st-cmemo]
大学院で徒手療法を学ぶ
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]東京都立大学(外部リンク)[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]新潟医療福祉大学大学院(外部リンク)[/st-cmemo]
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]IFOMPT Learning Institutions[/st-cmemo]
徒手療法、どのメソッドを学ぶか?
カルテンボーン、マッケンジー、マリガン、メイトランド、パリス、MSI、DNS などがあり、他にもヤンダー、ドイツ徒手医、AKA-博多法、SJF(Synovial Joints Facilitation)などがあります。ハンズオンテクニックが中心のメソッドもあれば、運動パターン、発達生理学などを軸に考えられたコンセプトなどさまざまです。
ちなみに、脊椎なら脊椎徒手療法研究所があります(ご愛嬌)
修士号をとりながら徒手療法を学びたければ大学院という選択肢もあるでしょう。
[st-mybox title="メモ" fontawesome="fa-file-text-o" color="#757575" bordercolor="" bgcolor="#fafafa" borderwidth="0" borderradius="5" titleweight="bold" fontsize="" myclass="st-mybox-class" margin="25px 0 25px 0"]その国発祥のメソッド・コンセプトをその国のセラピストがしているわけではありません。私自身、オーストラリアではメイトランドをしているセラピストが多いんだろうなぁと思っていましたが、実際は違いました。オーストラリアの理学療法士の中でも、メイトランドに対して否定的な意見もありました。[/st-mybox]
さて、いろいろなメソッド・コンセプトがありますが、どのメソッド、コンセプトを学べばいいのでしょうか。
どのメソッド・コンセプトも、それぞれの哲学・理論、特徴があり、どれが正しい、どれが良いというのはないと思います。
[st-card myclass="st-no-shadow" id="735" label="参考" pc_height="" name="" bgcolor="#cccccc" color="#ffffff" fontawesome="fa-file-text-o" readmore="on" thumbnail="on" type="text"]
すべてのメソッドを網羅するには、金銭面、時間面、体力面、脳力面で難しいものがあります。
1つのメソッドだけで患者・クライアントに対応するというのは迷いはないですが、1つ以上のメソッドを知るべきです。
なぜなら、1つのメソッドしか知らないと、そのメソッドで対応できない場合に困るからです。
また、このメソッドで対応できないと判断できないセラピストの場合、自分自身の考え・メソッドに患者・クライアントを合わせていく、引きずり込んでしまうリスクがあります。
徒手療法にはさまざまなメソッドがありますが、どのメソッドも哲学があります。
どのメソッドも良い点があり、不足点があります。大事なことは、違う考え方をリスペクトすることではないでしょうか。
価値観が人それぞれ違うように、治療に対しても違う考え方・視点が国ではなく人それぞれあります。
自分とは違う考え方・視点を否定するのではなく、受け入れながら、自分の考えを育てていく、自分の哲学を持つことが大切だと思います。いくつかのメソッドを学んでいく中で、おのずと自分自身のメソッドができてくると思います。
〇〇のメソッドがいい、のではなく、この患者・クライアントにはこのメソッドが合う、という考え方もいいのではないでしょうか。
関連する書籍の紹介
2011年に第2版が出版、Kindele 版が安いです。