

世界中にはたくさんのメソッド(方法・手法)、コンセプト(考え方・概念)があります。
有名なメソッドをまとめてみましたので、参考にしてください。
目次
Kaltenborn(カルテンボーン)
McKenzie(マッケンジー)
Mulligan(マリガン)
Maitland(メイトランド)
Paris(パリス)
Movement System Impairment(MSIアプローチ)
Dynamic Neuromuscular Stabilization(DNS)
大学院で徒手療法を学ぶ
徒手療法、どのメソッドを学ぶか?
カルテンボーン、マッケンジー、マリガン、メイトランド、パリス、MSI、DNS などがあり、他にもヤンダー、ドイツ徒手医、AKA-博多法、SJF(Synovial Joints Facilitation)などがあります。ハンズオンテクニックが中心のメソッドもあれば、運動パターン、発達生理学などを軸に考えられたコンセプトなどさまざまです。
ちなみに、脊椎なら脊椎徒手療法研究所があります(ご愛嬌)
修士号をとりながら徒手療法を学びたければ大学院という選択肢もあるでしょう。
メモ
さて、いろいろなメソッド・コンセプトがありますが、どのメソッド、コンセプトを学べばいいのでしょうか。
どのメソッド・コンセプトも、それぞれの哲学・理論、特徴があり、どれが正しい、どれが良いというのはないと思います。
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参考徒手療法の3つの哲学とは?
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すべてのメソッドを網羅するには、金銭面、時間面、体力面、脳力面で難しいものがあります。
1つのメソッドだけで患者・クライアントに対応するというのは迷いはないですが、1つ以上のメソッドを知るべきです。
なぜなら、1つのメソッドしか知らないと、そのメソッドで対応できない場合に困るからです。
また、このメソッドで対応できないと判断できないセラピストの場合、自分自身の考え・メソッドに患者・クライアントを合わせていく、引きずり込んでしまうリスクがあります。
徒手療法にはさまざまなメソッドがありますが、どのメソッドも哲学があります。
どのメソッドも良い点があり、不足点があります。大事なことは、違う考え方をリスペクトすることではないでしょうか。
価値観が人それぞれ違うように、治療に対しても違う考え方・視点が国ではなく人それぞれあります。
自分とは違う考え方・視点を否定するのではなく、受け入れながら、自分の考えを育てていく、自分の哲学を持つことが大切だと思います。いくつかのメソッドを学んでいく中で、おのずと自分自身のメソッドができてくると思います。
〇〇のメソッドがいい、のではなく、この患者・クライアントにはこのメソッドが合う、という考え方もいいのではないでしょうか。
関連する書籍の紹介
2011年に第2版が出版、Kindele 版が安いです。