[st-kaiwa1]徒手療法って何ですか?手技ですか?[/st-kaiwa1]
[st-kaiwa4 r]徒手療法 = 手技 という側面もありますが、最近では手技以外の要素も含めた定義になっています。[/st-kaiwa4]
さまざまな定義がありますが、
国際整形徒手理学療法士連盟(IFOMT:International Federation of Orthopaedic Manipulative Physical Therapists)は、
整形徒手理学療法とは、クリニカルリーズニングに基づき、徒手的治療技術・運動療法を含む特異性の高い治療アプローチを用いて神経筋骨格系の疾患をマネジメントする理学療法の1つの分野である。
また、整形徒手療法は科学的・臨床的に有効なエビデンスと個々の患者の生物心理社会的な枠組みによって実施される
と述べています。
徒手療法は、”セラピストの手を使って治療する手技”、”ハンズオンテクニック”と考えられることがけっこうありますが、そうではないんですね。
IFOMT の定義には、
クリニカルリーズニング、
徒手的治療技術、
運動療法、
マネジメント、
エビデンス、
生物心理社会的モデル
といったキーワードが含まれています。
よく英語ではマネジメント(管理)という言葉が使われます。
"治療"という表現はセラピストが徒手的に何かをする印象を与えますが、マネジメントはより全体をみる印象を与えるので個人的には好きな言葉です。
セラピストの徒手的な治療だけでなく、運動学習、エクササイズ、そして、患者教育を用いてマネジメントすることが大切です。
特に、患者教育では、患者が考えていること、感じていること、信じていることを把握し、修正する必要があります。
また、身体機能・構造だけに着目するのではなく、活動、参加、個人因子、環境因子といったICFモデルを念頭に、生物心理社会的モデルを考え、患者の認識を評価・修正していくことが大切ですね。
参照文献・サイト
[st-cmemo fontawesome="fa-external-link" iconcolor="#BDBDBD" bgcolor="#fafafa" color="#757575" bordercolor="" borderwidth="" iconsize=""]OMPT Definition(外部リンク)[/st-cmemo]