2015年、脊椎に関連する徒手療法の知識・技術・情報の共有を目的に「脊椎徒手療法研究所」を設立しました。現在は「頸椎に関連する機能障害に対する実践的アプローチ」をテーマに、研修会「頸部痛の評価と治療」を開催、理論と臨床をつなぐ教育活動に取り組んでいます。
頸椎は複雑な構造をしており、神経・血管など重要な組織が多く、触診や介入には一定のリスクを伴います。そのため「首を触るのは怖い」と感じるセラピストも少なくありません。しかし、頸椎の解剖・機能解剖、適切な検査・治療手技を正しく学ぶことで、リスク管理を徹底して最大限の注意を払いながら頸部痛患者を担当できるようになります。
実は、頸椎の徒手療法は教わる側も教える側も双方にリスクがあります。初学者の場合、力加減がわからず過度に力を加えてしまい、頭痛やめまいを誘発することがあります。だからこそ、適切なリスク管理と安全性に配慮した実技指導が欠かせません。
研修会では、まずパートナー同士で問診を行い、レッドフラッグ、健康状態、既往歴、事故・外傷の経験、スポーツ歴の確認を徹底した上で実技に入ります。また、受講生一人ひとりに実技を体験してもらい、どのくらいの力を加えたらいいか体感してもらえるようフィードバックを行なっています。
臨床に必要な知識と技術を、実践を通して確実に習得してもらえるよう、わかりやすく丁寧な講義を心がけています。
資格
- 理学療法士
- COMT (Certificate in Orthopaedic Manual Therapy)
- マリガンコンセプト認定セラピスト
- DNS認定エクササイズトレーナー
- フットケアトレーナー Aライセンス
- 日本スポーツ協会公認 ジュニアスポーツ指導員
- 福祉住環境コーディネーター2級
- 日本バスケットボール協会公認D級コーチ
略歴
- 理学療法士免許取得(2009)
- 西早稲田整形外科リハビリテーション科
- 南オーストラリア大学 理学療法学科 留学
- Manual concept 整形徒手療法コース修了
- 脊椎徒手療法研究所 設立(2015 )
- 鈴木慶やすらぎクリニック リハビリテーション科
現在
- 西東京かとう整形外科リハビリテーション科 科長
- 脊椎徒手療法研究所 代表
- 北里整形外科クリニック リハビリテーション科 非常勤理学療法士

2014年、オーストラリアのパースにて Manual concept 主催の整形徒手療法コースまたマリガンコンセプトに参加。国際的な場で各国の理学療法士と意見を交わす中で、多様な考えや視点に触れ、自分自身の価値観や臨床観を見つめ直す貴重な機会となりました。
執筆
- 頸部の機能解剖と理学療法, 理学療法ジャーナル, 医学書院(2022)
- 肩関節痛・頸部痛のリハビリテーション (痛みの理学療法シリーズ) :分担執筆(2018)
- 非特異的腰痛のリハビリテーション (痛みの理学療法シリーズ) :分担執筆(2018)
執筆などのご依頼がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

