クリニカルリーズニング(臨床推論)とは、セラピストが的確で安全な判断および行動をするための思考過程のことをいいます。

”思考"や”臨床意思決定“ と言われることもありますが、セラピストが臨床で何を行うか決断するまでの思考過程です。

エキスパートになるためには、評価や治療の知識・技術だけでなく、クリニカルリーズニングの能力が必要であると多くの臨床家が述べています。

膝が痛いと言われて膝をすぐ触る・・・場合、リーズニングができていません。これは、実は、クリニカルリーズニングを学ぶ前の私です。

クリニカルリーズニングは、情報収集・仮説の形成・修正の繰り返しです。主観的評価(問診)・客観的評価(身体評価)にて情報を収集し、多数の仮説を形成しながら、仮説を修正・整理し、介入を行うために臨床意思決定を行います。臨床意思決定では、禁忌・注意点、マネジメント、予後&目標の3つを決定します。

臨床では、この臨床意思決定に至るまでに、さまざまな要因が起こり、エラーが起こります。そして、臨床意思決定エラーが起こる要因には、状況要因、情報収集、情報統合の3つがあります。

私自身も臨床意思決定エラーを起こすことがありますが、状況要因、情報収集、情報統合の問題を整理することで、エラーを回避また修正するようにしています。

講義では、ケースを用いてクリニカルリーズニングを説明した後、臨床意思決定エラーの要因を知り、セラピスト自身ができる対策について、認識を深めたいと思います。

講義内容

  • クリニカルリーズニング
  • 臨床意思決定エラーが起こる要因と対策

受講要項

受講資格理学療法士・作業療法士・鍼灸師・柔道整復師
・トレーナー(医療機関勤務)・学生(医療系)
受講料¥3,300(税込)
開催日時コース開催日に記載
定員20名
講義形式オンライン(zoom)
申込方法コース開催日」を確認の上、「受付中」をクリック、申込フォームに必要事項を記入し送信して下さい。
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