
頸椎は脊椎の中で最も可動性が高く、可動性と安定性の両立が求められる部位です。
見る、聞くといった日常動作の中で頸椎を可動させる一方、頭部や上肢を支えるための安定性も同時に必要としています。
頸部の表層筋群と深層筋群が協調して働くことで、適切な運動制御のもと安定性を確保し、円滑な頭部運動が可能となります。
頸部痛患者の多くは「可動域制限」と「運動制御障害」を有しており、2つの問題がある場合は同時に介入することで効果が得られます。
頸部痛のマネジメントにおいては、可動域、不良姿勢・アライメント、筋活動、運動パターン、姿勢制御、協調性、感覚機能といった多面的な要因を評価し、段階的に改善していくアプローチが求められます。
可動域や筋緊張へのアプローチで一時的に症状が改善しても、深層筋の機能不全 や不良姿勢・運動パターンが残っていれば、症状は戻りやすくなります。
痛みの消失をゴールにするのではなく、再発を予防するための運動制御の改善が不可欠です。
本コースでは、頸部筋の機能不全に焦点を当て、評価から治療、そしてエクササイズ指導までを体系的に学ぶことを目的としています。臨床現場で即活用できる実践的な評価法と、段階的エクササイズの考え方を中心に、再発予防まで見据えた頸部痛アプローチを提供します。
コース目標 Course Objectives
- 頸部痛の運動制御障害について理解を深め、頭頸部および肩甲帯の筋活動、頭部コントロール、眼球・頭部・体幹の協調性、姿勢安定性の評価を実践できるようになる。
- 不良姿勢、不適切な頭頸部および肩甲帯アライメントに対して、セルフエクササイズを指導できるようになる。
- 頸部深層筋の活動低下に対して、段階的なエクササイズを指導できるようになる。
- 眼球運動・頸部・体幹の協調性低下に対して、段階的なエクササイズを指導できるようになる。
コース内容 Course Outline
講義1 運動制御障害を伴う頸部痛
- 頸部痛の分類
- 運動制御障害を伴う頸部痛:症状と徴候
- 首下がり症候群
講義2 頸部筋の機能解剖
- 頸部筋の機能解剖
講義3 頸部の運動制御評価
- 姿勢評価
- 自動運動テスト / 動作分析
- 疼痛軽減テスト:原因特定と治療方針の決定
- 運動制御の評価:筋活動・頭部コントロール・眼球 / 頭部 / 体幹の協調性・姿勢安定性
講義4 運動制御障害を伴う頸部痛のマネジメント
- 頸部深層筋エクササイズ
- 眼球運動・頸部・体幹の協調性エクササイズ
- バランスエクササイズ
- ケーススタディ

受講要項 Course Information
受講資格:理学療法士・作業療法士・柔道整復師・鍼灸師
受講料 :5,000円
開催日時:土曜日 15:00 - 18:00
定 員 :6名
会 場 :西東京かとう整形外科(外部リンク)
申込方法
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