— エキスパートに求められる ”クリニカルリーズニング” —
クリニカルリーズニングとは、
臨床で的確かつ安全な判断・行動を行うために、また、適切な臨床意思決定を行うための思考プロセスです。
臨床では、問診(主観的評価)と身体評価(客観的評価)から得た情報をもとに、仮説の形成と修正を繰り返しながら、疾患・病態を整理し、
疼痛タイプ、禁忌・注意点、予後・ゴール設定、マネジメント(治療プログラム)
という臨床意思決定を行います。
特に問診は、限られた時間の中で必要な情報を効率的に集めると同時に、患者さんとの信頼関係を築く大切なステップです。
問診には4つの基本技術があります。時間的制約がある、なかなか回答がでてこない、同じことを繰り返すといった状況で、技術を使い分けることで効率良く必要な情報が収集できるようになります。
一方で、患者さんをベッドに寝かせたまま情報を聞き取り、問診と身体評価が混在してしまうケースも見られます。このような状況では、重要な情報が抜け落ちたり、評価全体が曖昧になるリスクが高まります。
また、症状・徴候に基づいて病態を分類する Classification は、原因推定や治療方針決定を助けるため、臨床で広く用いられています。腰痛の分類が有名ですが、頸部痛にも複数の分類が存在し、これを活用することでクリニカルリーズニングの精度が大きく高まります。
臨床では、クリニカルリーズニングエラー(判断ミス)が起こり得ます。その原因を理解することで、判断ミスを事前に防ぎ、より安全で再現性の高い臨床推論につなげることができます。
クリニカルリーズニングの第一人者である南オーストラリア大学のMark Jones 先生は、「クリニカルリーズニング(臨床推論)はエキスパートになるために必須の能力」と述べられています。
理学療法士の生涯学習制度にもクリニカルリーズニングは組み込まれていますが、本セミナーでは、Mark Jones先生の理論を基盤に、より現場で使える実践的なスキルを学びます。
本セミナーでは、以下の内容を学んだうえで、ケーススタディを通して初回評価用紙を用いた系統的な問診から、身体評価計画の立案までを演習形式で学びます。
- 頸部痛に対するクリニカルリーズニング
- 臨床で起こりやすいリーズニングエラーとその対策
- 効率的な情報収集を行うための問診スキル
- 信頼関係を築くコミュニケーションのポイント
- 頸部痛の分類
頸部痛の評価と治療
頸部痛をどのように評価し、どのように介入すべきか。
臨床で直面する多様な頸部痛、頸椎疾患への対応力を高めるために、実践的な知識と技術を体系的に学ぶ研修会です。
各回ごとに特定のテーマに焦点を当て、臨床で遭遇しやすい症例を踏まえながら、評価・治療の要点を短時間で効率よく学べるよう、レベル別3コース(初級・中級・上級)で構成しています。
明日からの臨床に活かせるよう「臨床応用のポイント」や「実践的なヒント」を具体的にお伝えします。少人数制・対面形式ならではの丁寧でわかりやすい指導により、臨床現場に直結するスキルの習得をサポートいたします。
頸部痛の評価と治療を基礎から学びたい方、頸椎へのアプローチに不安を感じている方、臨床推論力をさらに高めたい方は、ぜひ本研修会にご参加ください。
受講要項
Guidelines
受講資格:理学療法士・作業療法士
受講料 :3,000円(一般)2,000円(臨床経験6年目まで)
開催日時:土曜日 15:00 - 17:30
定 員 :6名
会 場 :西東京かとう整形外科(外部リンク)
注意点
Points to note
- 開催日時・会場は都合により変更することがあります。
- 無断キャンセルはご遠慮ください。
- 講習会中止の場合は速やかにメールにてご連絡をさせていただきます。講習会中止に伴う交通費旅費等の補償は致しかねますので、予めご了承下さい。
- コース申し込みフォームですが、稀に不具合が生じる場合があります。自動返信メールが届かない、3日経っても返信がない場合、大変お手数ですが、spinal.mt.lab@gmail.com まで直接、お問い合わせください。
申し込みの流れ
FLOW
よくある質問
FAQ
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コースは順番通りに受けた方がいいですか?
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各回で特定のテーマに焦点を当てています。ご自身の臨床テーマや関心に合わせてご受講ください。
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服装はどうしたらいいですか?
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頭頸部を触りますので、タートルネック、襟のあるシャツはご遠慮ください。また、頭部を操作するので、整髪料は控えめでお願いします。
