頸部痛に上肢のしびれや放散痛を伴う症例は、日常臨床でも頻繁に遭遇します。

 
しかし、「頸椎椎間板ヘルニア」「頸椎症性神経根症」などの診断名だけでは、症状の本質を捉えきれないケースも少なくありません。

同じ診断名であっても臨床症状は多様であり、画像所見と症状が一致しない、診断名が病態を表していないことも多く、神経障害性疼痛の病態メカニズムを理解した上で、理学療法士による詳細な主観的評価と精密な身体評価により、個々の患者に応じた介入方針を構築する必要があります。

本セミナーでは、神経障害を伴う頸部痛に対して、

  • 圧迫性神経障害
  • 末梢神経感作

という2つの病態に着目し、それぞれの評価と治療戦略を整理します。

具体的には、

  • 問診から病態を推測するための臨床推論
  • 神経根・末梢神経の解剖と機能理解
  • デルマトーム・末梢神経分布に基づく鑑別
  • 神経ダイナミックテストの実践と解釈
  • 椎間孔拡大のための徒手療法(関節モビライゼーション)の適応と実施方法
  • 症状改善につながるホームエクササイズと患者教育

など、明日の臨床に直結する内容を、実技を交えながら解説します。

特に、

「どの評価所見をもとに、どの治療を選択するのか」

という臨床意思決定のプロセスを重視し、実践的に学べる構成となっています。

整形外科徒手検査法・神経学的検査・神経ダイナミックテストを組み合わせ、「圧迫性神経障害なのか」「末梢神経感作なのか」を臨床的に判別するプロセスを明確に学び、病態に応じた関節モビライゼーションを習得します。

少人数制・対面形式のため、疑問点をその場で解消しながら理解を深めていただけます。