中位・下位頚椎(C2-7)の矢状面アライメントの指標、頚椎の前弯角度である。C2-C7角、C2-C7 Cobb Angle という用語で説明されることもあるようだ。
C2尾側終板の平行線の垂線とC7尾側終盤の平行線の垂線の交点の角度で測定する。
Yukawaら(2012)は無症候の被験者1200名の平均値 13.9 ±12.3 を報告している。竹本(2023)は、論文内で健常平均値 5- 10° / 後弯:0°以下 と記載している。
CLは頚椎の前弯角度を表しているが、C2-C7間の形態評価としては不明瞭なことに注意したい。
参考文献・書籍
- Yukawa et al. 2012, Age-related changes in osseous anatomy, alignment, and range of motion of the cervical spine. Part I: Radiographic data from over 1,200 asymptomatic subjects
- 竹本2023_首下がり症候群の単純X線像評価指標
- 鈴木2017_日本人のアライメントの正常値_頸椎
- Martini ML et al. 2021_Cervical Spine Alignment in the Sagittal Axis: A Review of the Best Validated Measures in Clinical Practice